3rdParty製X11サーバーとはオサラバ!Windows公式のX11サーバ:WSLgを試す

3rdParty製X11サーバーとはオサラバ!Windows公式のX11サーバ:WSLgを試す

どうもfkdm(@fkdm88)です。

Windows10 Insider PreviewでBuild 21364がリリースされました。目玉機能としてvcxsrvXmingといったWindows向けX11サーバを使わなくてもWSL上のGUIアプリを起動できる「WSLg」が実装されました。当方もvcxsrvを利用してきましたが、公式でリリースされるとなると気になるものです。早速お試ししていきたいと思います。

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Windowsバージョンの確認

執筆現在、現状Build 21364はDevチャネルでのみリリースされており、これを利用するにはWindows Insider Programに参加しておく必要があります。ざっくりこんな感じでしょうか。

  1. Windows Insiderアカウントを登録
  2. Windows Insider Programに参加
  3. Windows UpdateでOS更新

詳細な手順はググれば出てきますので本記事では割愛しますが、Build 21364をインストールしておきましょう。Win+Rからwinverを実行して、現在のBuildバージョンが確認可能です。

WSLの更新

更新の前に注意。既にvcxsrvなどで以下のような設定を.bashrc.profileにしてしまっている方、このままではWSLg使えないので削除しましょう。

# WSLgでは以下不要なので削除しておく
export DISPLAY=$(cat /etc/resolv.conf | grep nameserver | awk '{print $2}'):0.0

※本記事でも紹介していた、WSLで3rdParty製X11サーバと連携させる手順を実施していると上記が設定されていることがあります。

上記削除したらPowershellを管理者権限で開き、以下コマンド実行するだけ。

wsl.exe --update
wsl.exe --shutdown

xeyesによる動作確認

ばっちし。